こんにちは、しろです。
ポケモンの対戦ゲームの世界大会である「ポケモンワールドチャンピオンシップス(WCS)」が三年ぶりにロンドンの地で開催されます。
今年は8月18日から21日にかけて開催され、ビデオゲーム(剣盾)、カードゲーム、ポッ拳、ポケモンユナイト、そしてポケモンGOのそれぞれの部門で世界一を目指して熱い戦いが繰り広げられます。
WCSの開催直前ということで、この記事ではポケモンGO部門の大会概要やルールなどをご紹介します。
WCS(世界大会)の概要
WCS2022はロンドン市内にあるエクセル展覧会センターで開催されます。
ポケモンGO部門は年齢別に2つの階級があり、それぞれの階級で世界チャンピオンを決定します。
- マスター部門:2005年以前生まれ
- シニア部門:2006~2009年生まれ
大会の形式
WCSはダブルエリミネーション方式のトーナメント戦で開催されます(参照元)。
詳細なタイムスケジュールは未発表ですが、1日目でベスト8あるいはベスト16までの試合を行い、2日目に優勝者を決めるスケジュールだと予想されます。
(参考)世界各地で開催された予選大会では以下の形式が採用されました。
- 3戦2本先取(Bo3)※決勝戦、Winners決勝、Losers決勝などの一部の試合は5戦3本先取(Bo5)
- ダブルエリミネーション方式のトーナメント(決勝リセットあり)
対戦ルール
- 通常スーパーリーグ
- 見せ合い6-3形式
- ポケモンの使用制限はないが、同種の(図鑑番号が同じ)ポケモンはパーティに複数入れられない(例:マッギョとガラルマッギョ両方を同一のパーティに入れることは出来ない)
- 大会途中でのわざ変更は不可
- 大会途中での個体入れ替えは不可
- 相棒ブーストは事前登録された1匹のみ使用可
- メガシンカしたポケモンは使用不可
- わざの事前の公開はなし
使用可能なポケモン
CP1500以下のすべてのポケモンが参加出来ますが、以下のポケモンは使用禁止となっています。また、メガシンカしたポケモンは使用出来ません。
- ファイヤー(ガラル)
- サンダー(ガラル)
- フリーザー(ガラル)
- シェイミ(スカイフォルム)
- マッシブーン
- デンジュモク
- フェローチェ
- メタモン
- ヌケニン
開催日程
WCS全体としては2022年8月18日(木)から21日(日)までの4日間の日程で開催されますが、ポケモンGO部門は8月19日(金)から20日(土)までの2日間開催となります。
トーナメント表
1日目
2日目(決勝)
上記と同じトーナメント表を使用します。
1日目の上位12名(ウイナーズ側4名、ルーザーズ側8名)により優勝者を決定します。
海外のゲーム攻略サイトであるStadiumGamingが、決勝のトーナメント表をまとめていますので、ツイッターの投稿を以下引用させていただきました。
決勝進出者12名の使用パーティ
海外のゲーム攻略サイトであるStadiumGamingが、決勝のトーナメント表と出場者12名の使用パーティを独自にまとめていますので、ツイッターの投稿を以下引用させていただきました。
ライブ配信の放送日程
日本語の放送
ポケモンGO部門の配信予定は以下の通りです。マスター部門の決勝戦は8月20日(土)22:30開始予定です。
配信日時 (日本時間) | 視聴ページ (外部サイト) | |
1日目 | 8月19日(金)16時45分 ~20日(土)2時30分 | YouTube |
2日目 | 8月20日(土)16時45分 ~21日(日)0時30分 | YouTube |
英語の放送
英語での放送はTwitchのポケモンGO公式で配信される予定です。
配信日時 (日本時間) | |
LCQ | 8月18日(木)16:30開始 |
本選1日目 | 8月19日(金)16:45開始 |
本選2日目 | 8月20日(土)16:45開始 |
Twitchの放送内で、ゲーム内で使用出来るタイムチャレンジのコードが配布される予定です。入手方法などの詳細については、以下の公式ページをご参照ください。
観戦にあたってのポイント
観戦にあたってはいくつかのポイントがありますが、わたしのお勧めは「どちらかのプレイヤーの側に立って、選出や戦術を考える」という方法です。自分自身で考えることで、実際に対戦しているプレイヤーの思考や作戦についての理解が深まると思います。
6-3見せ合い方式での対戦はよく分からないという方は、同時視聴型のYouTube配信などで解説を聞くのもよいでしょう。
賞品・賞金
優勝者には優勝トロフィーの他、ゲーム内の限定ポーズとアバターが授与されます。
賞金は以下の通りとなっています(5位以下は割愛)。
賞金(USドル) | |
優勝 | 10,000 |
準優勝 | 7,500 |
3位 | 5,000 |
4位 | 4,000 |
大会の結果
マスター部門
ドイツのDancingRob氏がポケモンGO部門の初代チャンピオンの座に輝きました。3回戦で敗れたもののルーザーズの山から勝ち上がり、決勝をリセットして連勝で優勝を決めました。決勝戦(5戦3本先取)は韓国のgodanhada氏との対戦となり、1セット目が3-2、2セット目も3-2の大接戦となりました。
準優勝は韓国のgodanhada氏、3位は日本のCrescentAngels氏となりました。
優勝者 (敬称略) | 国籍 | 使用 パーティ | |
優勝 | DancingRob | ドイツ | Gマッギョ Sフシギバナ ベロリンガ チャーレム Sラグラージ Aキュウコン |
準優勝 | godanhada | 韓国 | レジスチル ベロリンガ Sキュウコン Sトドゼルガ チルタリス チャーレム |
3位 | CrescentAngels | 日本 | レジスチル フシギバナ Aキュウコン タチフサグマ Rヤミラミ ラグラージ |
シニア部門
優勝者 (敬称略) | 国籍 | 使用 パーティ | |
優勝 | MEweedle | 英国 | レジスチル Aキュウコン Gマッギョ オーロット オニシズクモ ラグラージ |
準優勝 | alan716 | 日本 | タチフサグマ Aキュウコン Sラグラージ Sアローラガラガラ Sニドクイン Sトドゼルガ |
予選について
2022年3月から6月にかけて世界各地で予選大会が行われ、シニア部門(13~16歳)で14名、マスター部門(17歳以上)で54名がWCSへ招待されています。
日本で行われた予選(ポケモンジャパンチャンピオンシップス/PJCS)については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ご参照ください。
出場選手
招待選手一覧
海外の大手サイトGO Stadiumが出場選手の一覧を作成していますので、以下引用させていただきました。
マスター部門は54名が招待されており、日本からは14名が招待されています。
LCQ(Last Chance Qualifier)
WCSへの出場権が獲得出来るLCQが8月18日(木)にロンドン・エクセル展覧会センターで開催されます。
ダブルエリミネーション方式のトーナメントで実施され、マスター部門の上位2名とシニア部門の優勝者がWCSへの出場権を獲得します。したがって、マスター部門の出場者は最終的に56名となります。
誰でも出場することが出来ますが、WCSの初日に開催されますので現地にいる方が対象となります。大会の詳細は以下のページをご参照ください。
公式サイト
WCS2022公式ページ
(参考)WCS2023にポケモンGO部門が再び登場!
来季(2023年)のWCSにも引き続きポケモンGO部門が登場することが正式に発表されました。
年齢別の区分(マスター、シニア)が廃止され、全プレイヤーが一つの階級で対戦します。2022年9月から2023年6月にかけて、世界各地で予選大会が開催される予定です。
【2022/8/21追記】WCS2023の開催地が横浜であることが発表されました。