こんにちは、しろです。
この記事ではGOバトルリーグ・シーズン10の最終週に開催される「ジョウトカップ」についての初期考察をお届けします。特殊ルールとしては初登場となりますので、環境を大まかに掴んでいただければと思います。
なお、メタ(環境)の考察にあたっては、PvPokeのカスタムランキング(外部サイト)を参考にしました。
開催期間
2022年2月22日(火)午前6:00~3月1日(火)午前6:00(7日間)
ルール
- ジョウト地方(図鑑番号152~251)のポケモンが参加可能
- CP1,500以下
わざアップデートの対象ポケモン
シーズン10の開幕に合わせてわざのアップデートがありましたが、ジョウト地方のポケモンの内、対象となる主なポケモンは以下の通りです。
【2022/1/26追記】2022年2月12日(土)開催のコミュニティ・デイ以降、ワタッコはひこうわざ「アクロバット」を覚えることが出来ます。
覚えるわざが増えたポケモン
覚えるポケモン | 新しく覚えるわざ |
ドンファン | のしかかり |
ヨルノズク | シャドーボール |
マグカルゴ | やきつくす がんせきふうじ |
オクタン | ロックオン |
ウソッキー | がんせきふうじ |
ワタッコ | アクロバット |
性能が変更されたわざ
わざ | 覚えるポケモン |
むしのさざめき (威力90→100) | レディアン |
がんせきふうじ (攻撃1段階ダウン 付与/確率100%) | フォレトス ウソッキー マグカルゴ |
メタ図表
ジョウトカップのメタを図表にすると以下のようになります。
みずタイプのポケモンが多い
マリルリを筆頭に、ニョロトノ、ランターン、ヌオー、キングドラなど、強力なみずタイプのポケモンが多いのがジョウトカップの特徴です。
したがって、みずタイプに強いでんきタイプとくさタイプが必然的に多くなると予想しています。特にでんきタイプは、くさタイプに強いエアームドも同時に対策出来るため、選出が多くなると思います。
トップメタ
みずタイプではマリルリ、くさタイプではメガニウムが多くなると予想しています。でんきタイプは選択肢が少ないですが、ランターンとデンリュウの選出が多くなりそうです。くさタイプを圧倒できるエアームドも多いと予想します。
ブラッキーは役割がはっきりとしないものの、多くのポケモンと戦うことが出来るため一定程度選出されると思われます。
主なみずタイプのポケモン
みずタイプはマリルリを筆頭に、ニョロトノ、ランターン、ヌオーが強力です。
特にランターンは役割的にはでんきタイプで、マリルリとエアームド対策としては最適のポケモンと言えます。でんきタイプは耐久力に難があるポケモンが多いですが、ランターンは耐久力が高い点も強みです。
ヌオーはじめんタイプが付いているので、みずタイプでありながらでんきタイプへの耐性を持っている、「でんきに強いみずタイプ」として活躍が見込まれます。
ニョロトノはウェザーボールを連打する以外に、レガシーわざのじしんを覚えさせることででんきタイプに対抗することが出来ます。ふぶきを覚えさせればくさタイプを返り討ちにすることも出来ます。
ハリーセンはマリルリに対して絶対的な強さがありますが、でんきタイプとエアームドには勝てません。くさタイプはヘドロウェーブが当たればワンパン出来ますが、シールドされると厳しくなります。
対みずタイプ①:でんきタイプ
でんきタイプでは、ランターンとデンリュウの選出が多くなると予想しています。
デンリュウは耐久力が低いですが、わざのチャージが早く、覚えるわざも優秀なためシールドが残っている状況だとかなり厄介なポケモンです。ランターンに勝てるのも強みと言えるでしょう。
対みずタイプ②:くさタイプ
くさタイプではメガニウムが最有力となります。エアームドやフォレトス、一部のどくタイプ、ほのおタイプには勝てませんが、それ以外のポケモンには軒並み有利となり、見れる相手ポケモンの幅が広いので非常に強力です。ワタッコ、キレイハナなど他のくさタイプに打点がないため、くさタイプ同士の戦いでは負けてしまう点に注意が必要です。
ワタッコはサブウェポンとしてつばめがえし、マジカルシャイン、おんがえし(リトレーンした場合)を覚えることが出来るため、「くさタイプに強いくさポケモン」と言う点でメガニウムと差別化できます。【2022/1/26追記】コミュニティ・デイ以降、ひこうわざ「アクロバット」を習得出来ます。
くさタイプが一番環境に刺さる
メタ図表を簡潔にすると、以下のようになります。
みずタイプ、でんきタイプ、くさタイプが多いということは、くさタイプが一番有利な環境であると言えます。くさタイプはでんきタイプに対抗出来るじめんタイプのポケモンも倒すことが出来るため、くさタイプのポケモンが最頻出となりそうです。
ジョウトカップではみずタイプが多いことに加えて、ほのおタイプで強力なポケモンが少ないことから、ほのおタイプが選出されることは少ないと思われます。問題は天敵のエアームドですが、エアームドを突破できればくさタイプでほとんどのポケモンに勝てるので、くさタイプを2匹編成するというパーティもありだと思います。
注目のポケモン
メガニウム
わざ構成:つるのムチ/ハードプラント/じしん
ハードプラントが非常に強力で、みずタイプとでんきタイプを圧倒出来る他、多くのポケモンと対等以上に戦うことができます。
はがねタイプのハガネールにも勝つことが出来ますが、エアームドに対しては何も出来ないため、パーティ編成に当たってはエアームドに勝てるポケモンとの組み合わせが必須となります。
ワタッコ
わざ構成:タネマシンガン/エナジーボール/アクロバット、つばめがえしまたはマジカルシャイン
くさタイプに強いくさポケモンで、メガニウムとみずタイプ全般に勝つことが出来ます。でんきわざは等倍でダメージを受けますが、ワタッコは耐久力が高いためでんきタイプにも有利となります。
【2022/1/26追記】コミュニティ・デイ以降、ひこうわざ「アクロバット」を習得出来ます。
デンリュウ
わざ構成:ボルトチェンジ/かみなりパンチ/きあいだま
耐久力が低いものの、わざの回転が非常に速く、シールドがある状況だと非常に厄介なポケモンです。サブウェポンはくさ、じめんタイプに打点があるきあいだまが最適で、ブラッキーにも大ダメージを与えることが出来ます。
同じでんきタイプのランターンに勝つことが出来るため、ランターンより選出率が高くなる可能性もあります。
ランターン
わざ構成:スパーク/10まんボルト/ハイドロポンプ
マリルリとエアームドに確実に勝てる、高耐久のみず・でんきタイプのポケモンです。わざの回転が遅いのと、くさタイプには何も出来ない点に注意が必要ですが、デンリュウより扱いやすい利点があります。
エアームド
わざ構成:エアスラッシュ/ゴッドバード/ブレイブバード
くさタイプを完封出来る「くさキラー」で、捨て身わざのブレイブバードも非常に強力なポケモンです。マリルリやブラッキーなど、耐久力の高いトップメタのポケモンとも戦うことが出来ます。
環境にほのおタイプがかなり少ないと予想されるため、でんきタイプに気を付ければほとんどのポケモンを相手にすることが出来ます。はがねタイプはハガネールには勝てませんが、むしタイプが付いているフォレトスとハッサムには勝つことが出来ます。
マリルリ
わざ構成:あわ/じゃれつく/れいとうビーム
マリルリのわざ構成については、マリルリミラーとブラッキー対策のためのじゃれつくは必須となります。くさタイプが環境に多いと予想されるため、2つ目のわざはれいとうビームがおすすめです。ハイドロポンプは有効な相手があまりいないため、採用率は低いと考えます。
ブラッキー
わざ構成:バークアウト/イカサマ/とっておき
はっきりとした役割はないものの、多くのポケモンと戦うことが出来る汎用性があります。
わざ2については、マリルリ対面とブラッキーミラーを考慮するととっておきが良いと考えます。
番外編:チョンチー
わざ構成:スパーク/バブルこうせん/10まんボルト
ランターンより耐久力は低いものの、高回転でわざを撃てるという点が特徴です。わざ1はスパーク、あわ、わざ2はバブルこうせん、10まんボルト、みずのはどうを覚えることが出来ます。
最大CPが1,280(PL51)のため、カンストするには個体値100%かつアメXLが296個必要となります。育成コスト的な問題で実際に見かけることは少ないと思いますが、PvPokeのランキングで上位のためピックアップしました。
ジョウトカップについての初期考察をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました!