こんにちは、しろです。
PvPokeを使っての個体値厳選はこれまでチャーレム、リトレーンヤミラミの2匹についてお届けしてきましたが、この記事ではその第3弾としてベロリンガの個体値厳選についてお届けします。
ベロリンガの厳選についてははっきりとした基準がないため、手持ちの個体を強化してよいものか悩まれている方が多いのではないでしょうか。どの個体が良個体なのかよく分からないことや、妥協点が見えづらいことから、なかなか強化に踏み出せない方が多いと思います。この記事でご紹介するアプローチが個体値厳選にあたってのヒントとなれば幸いです。
わたしもベロリンガのアメXLがようやく貯まってきたので、自分の厳選のためにいろいろ調べながら、この記事を執筆しました!
過去の記事はこちら
PvPokeの使い方についてはこちら
ベロリンガの特徴と厳選の意義
ベロリンガの特徴
ベロリンガはアメXLで強化することによって、耐久が非常に高くなります。高い耐久力を生かして、広範囲のポケモンと戦えるのが強みとなっています。
ノーマル単タイプのため、弱点がかくとうタイプしかないのも強みです。弱点を突かれるかくとうタイプの他、ベロリンガのわざの構成上ノーマル、あく、はがねタイプが相手だと不利になりますが、それでもある程度の仕事をしてくれるため、一方的にボコボコにされることがあまりありません。
わざ構成も良く、したでなめる(ゴーストタイプ)、のしかかり(ノーマルタイプ)、パワーウィップ(くさタイプ)が一般的な組み合わせです。これらすべてのわざが「効果はいまひとつ」になるポケモンは、現在実装されているポケモンの中ではキリキザン(あく/はがねタイプ)のみとなっています。タイプ一致ののしかかりを連打出来るのに加えて、くさわざのパワーウィップがあるのが大きく、タイプ相性上不利なガラルマッギョや、環境トップのマリルリにも対抗することが出来ます。
厳選の意義
ベロリンガは野生での出現が少ないため、個体値厳選の機会が非常に限られています。大親友との交換が一番効率の良い厳選方法ですが、それでもランク上位の個体を入手出来る確率は低いです。
さらに必要なアメXLの数が236~296個と育成コストが非常に高いため、中途半端な個体を強化してしまうと資源の無駄遣いになってしまう可能性があります。
これらの理由から、ベロリンガの厳選においては「自分が納得出来るかどうか」が重要なポイントとなると思います。自分が強化を検討している個体の特徴(長所や弱点など)を把握出来れば、何を重視してどの点に妥協できるか判断することが可能となり、納得感を持って強化することが出来ると考えています。
個体値厳選のアプローチについて
この記事では以下の3つのポイントについてチェックを行い、総合的なパフォーマンスの判断を行います。
- PvPokeの「対戦スコア」を用いた耐久力の測定
- ブレイクポイント(被ダメージ)のチェックによる防御力の判定
- 総HPの判定
PvPokeの対戦スコアを用いたアプローチについて(概要)
今回の検証では、ベロリンガが耐久力を活かして幅広い相手と戦えるポケモンであることを踏まえ、「スーパーリーグのトップメタ64種68匹との対戦スコアの平均値」(本記事では省略して「対戦スコア」と呼びます)を厳選の基準とします。
検証の対象とするベロリンガの個体は、「個体値ランク(PL上限51)上位1位から31位までの個体」に「15-15-15を最大強化した個体」を加えた、計32通りの個体としました。
PvPokeのマトリックスバトルの機能を使用して、個体値ランク上位31位までの個体すべてについて環境全体に対してのパフォーマンスを数値化し、オリジナルの個体値ランクを作成しました。
「個体値ランク上位31通り+1(15-15-15の個体)」vs.「スーパーリーグトップメタ64種68匹」というマトリックス形式での検証となります(対戦の組み合わせ総数2,176通り)。
この記事では、「スーパーリーグのトップメタ64種68匹との対戦スコアの平均値」を「対戦スコア」と呼称します。
PvPokeのマトリックスバトル機能のシミュレーション(イメージ)
【補足】PvPokeにおける対戦スコア(Battle rating)の読み方
対戦スコア(Battle rating)について:PvPokeでは、対戦結果を0~1,000で数値化しています。スコア500超が勝ち、500未満が負けとなります。数値が大きいほど有利(勝ち幅が大きい)で、小さいほど不利(負け幅が大きい)となります。スコアが500の場合は引分けとなります。
対戦スコアは以下の計算式で算出されており、数値が大きいほど与えるダメージが多く、受けるダメージが少ないので、より有利な対面だといえます。
対戦スコア=与ダメージ割合[(与えたダメージの量÷相手ポケモンのHP)×500]+被ダメージ割合[(自分のポケモンの残りHP÷総HP)×500]
例:以下は、PvPokeでベロリンガ1位vs.マリルリ1位のシミュレーションを行った結果です。
対戦スコア(Battle rating)である「622」の算出方法は以下の通りです。
対戦スコア = 与ダメージ割合 + 被ダメージ割合 =(196÷196)×500 +(46÷187)×500 = 500 + 122.99 = 622.99
シミュレーションの条件について
シミュレータの設定
- シールド2枚同士
- 初手対面
- 最速打ち(CCTなし)
- ブラフなし
- 対戦相手のポケモンの個体値はランク1位
※本シミュレーションでは、2022年4月2日時点のPvPokeのデータを使用しています。
検証用のベロリンガの個体値
ベロリンガのわざ構成は、「したでなめる、のしかかり、パワーウィップ」です。
今回は「個体値ランク(PL上限51)上位1位から31位までの個体」に「15-15-15を最大強化した個体」を加えた、計32通りの個体を検証の対象としました。
なぜトップ30ではなくトップ31にしたかというと、31位がレイド産1位の個体なのでそちらを追加した形となります。
シミュレート対象の対戦相手ポケモンのリスト
次のスーパーリーグのトップメタ64種68匹を対戦相手として一括シミュレートしました。
マリルリ、デオキシスD、チャーレム、アローラキュウコンは2通りのわざ構成でそれぞれ検証しました。
マリルリ れいビ じゃれつく | マリルリ じゃれつく ドロポン | アローラ キュウコン こなゆき | アローラ キュウコン あまえる |
チャーレム れいパン サイキネ | チャーレム グロパン サイキネ | デオキシスD いわなだれ サイブ | デオキシスD 10まんボルト サイブ |
ホルード | ネギガナイト | フワライド | ナットレイ |
デンチュラ | ヨクバリス | スリーパー | スリーパー (シャドウ) |
ラプラス | ラプラス (シャドウ) | カイリキー | カイリキー (シャドウ) |
ドラピオン | デスカーン | ニドクイン | ニドクイン (シャドウ) |
ユキノオー | ユキノオー (シャドウ) | タチフサグマ | ペリッパー |
ニョロトノ | ニョロトノ (シャドウ) | リトレーン ヤミラミ | ズルズキン |
マッギョ | ガラル マッギョ | ラグラージ | ラグラージ (シャドウ) |
ドクロッグ | オーロット | トロピウス | ブラッキー |
フシギバナ | フシギバナ (シャドウ) | トドゼルガ | トドゼルガ (シャドウ) |
バルジーナ | ミュウ なみのり ワイボ | ジャローダ | ニンフィア |
ナマズン | メガニウム | ジュゴン | レジロック |
アローラ ガラガラ | トリデプス | クレセリア | ユキメノコ |
エアームド | レジスチル | ヨルノズク | ブルンゲル |
ファイアロー | プクリン | チルタリス | ヤルキモノ |
ピジョット | ジャラランガ | ラランテス | ベロリンガ |
チェックポイント①:PvPokeの対戦スコアを用いた耐久力の測定
個体値ランク1位から31位の対戦スコアは以下の通りです。
表の見方としては、対戦スコアが高ければ高いほど、有利に戦えていると考えてください。
- 対戦スコア:スーパーリーグのトップメタ64種68匹に対する対戦スコアの平均値
- 対戦スコアランク:対戦スコアが高い順に並べた順位
- 勝ち数:トップメタ64種68匹に対して、初手対面で勝利出来る数
- 負け数:トップメタ64種68匹に対して、初手対面で敗北する数
- 引分け数:トップメタ64種68匹に対して、初手対面で引分けとなる数
個体値 ランク | 個体値 | PL | 対戦 スコア ランク | 対戦 スコア | 勝ち 数 | 負け 数 | 引分 数 |
1 | 7-15-15 | 50.5 | 1 | 509.35 | 34 | 31 | 3 |
5 | 7-14-15 | 50.5 | 2 | 507.65 | 33 | 33 | 2 |
4 | 7-15-14 | 50.5 | 3 | 507.50 | 33 | 33 | 2 |
14 | 9-15-15 | 49 | 4 | 506.78 | 35 | 33 | 0 |
12 | 7-15-13 | 50.5 | 5 | 506.65 | 33 | 33 | 2 |
18 | 7-14-14 | 50.5 | 6 | 506.63 | 33 | 33 | 2 |
3 | 7-15-12 | 51 | 7 | 506.57 | 34 | 33 | 1 |
6 | 7-13-15 | 51 | 8 | 506.21 | 34 | 33 | 1 |
31 | 10-15-14 | 48.5 | 9 | 506.13 | 34 | 33 | 1 |
13 | 8-12-15 | 50.5 | 10 | 506.12 | 35 | 33 | 0 |
30 | 8-14-12 | 50.5 | 11 | 506.09 | 34 | 34 | 0 |
19 | 9-14-14 | 49.5 | 12 | 505.82 | 35 | 33 | 0 |
29 | 7-12-15 | 51 | 13 | 505.56 | 34 | 33 | 1 |
11 | 7-15-11 | 51 | 14 | 505.24 | 34 | 34 | 0 |
10 | 8-13-14 | 50.5 | 15 | 505.22 | 35 | 33 | 0 |
22 | 8-15-13 | 50 | 16 | 505.15 | 34 | 34 | 0 |
23 | 8-15-12 | 50 | 17 | 505.15 | 34 | 34 | 0 |
8 | 8-14-15 | 50 | 18 | 504.47 | 35 | 33 | 0 |
15 | 7-14-13 | 51 | 19 | 504.25 | 34 | 33 | 1 |
16 | 7-14-12 | 51 | 20 | 504.25 | 34 | 33 | 1 |
2 | 6-15-15 | 51 | 21 | 504.00 | 33 | 33 | 2 |
27 | 8-15-15 | 49.5 | 22 | 503.76 | 34 | 33 | 1 |
28 | 8-15-14 | 49.5 | 23 | 503.76 | 34 | 33 | 1 |
20 | 7-13-14 | 51 | 24 | 503.63 | 34 | 33 | 1 |
21 | 8-15-11 | 50.5 | 25 | 502.49 | 33 | 35 | 0 |
17 | 5-15-15 | 51 | 26 | 501.35 | 33 | 33 | 2 |
7 | 6-15-14 | 51 | 27 | 501.32 | 32 | 35 | 1 |
24 | 6-15-13 | 51 | 28 | 500.47 | 32 | 35 | 1 |
25 | 6-15-12 | 51 | 29 | 500.47 | 32 | 35 | 1 |
26 | 8-14-10 | 51 | 30 | 500.16 | 33 | 35 | 0 |
9 | 6-14-15 | 51 | 31 | 500.07 | 32 | 34 | 2 |
654 | 15-15-15 | 44.5 | – | 483.82 | 29 | 39 | 0 |
対戦スコアの平均値が500を超えるとトップメタ全体に対して勝ち越しとなります。個体値ランク31位までの個体はすべて500を超えておりパフォーマンスとしては優秀ですが、その中でもスコア505点を超えている個体(上位の17通り)は特筆すべき耐久力を備えていると言えるでしょう。
個体値ランク1位(7-15-15)の個体が対戦スコアも1位となっていますが、2位以下は個体値ランクと対戦スコアのランクが入れ替わっています。主な要因としては、①防御値が低いためブレイクされている(後述)、②HPが低い(後述)、③攻撃値が低いため与ダメージが少ない、の3点が挙げられます。
チェックポイント②:ブレイクポイント(被ダメージ)のチェックによる防御力の判定
次のステップとして、相手ポケモンのノーマルアタックで受けるダメージ(被ダメージ)のブレイクポイントをチェックして、防御力の判定を行います。
ベロリンガの場合、個体値ランク上位31位までに限ると、以下の5種のポケモンとの対戦で被ダメージのブレイクポイントが存在します。逆に言うと、個体値ランク31位以上のベロリンガは以下の5種以外にはブレイクされないので、厳選の際チェックする必要があるのはこの5種との対戦のみとなります。
対戦相手 ポケモン | ノーマル アタック | ブレイク されないために 必要な防御力 (対ランク1位) | 受ける ダメージ |
アローラ ガラガラ | ほのおのうず | 126.82 | 7→6 |
デンチュラ | ボルトチェンジ | 126.91 | 11→10 |
スリーパー | ねんりき | 127.04 | 11→10 |
スリーパー (シャドウ) | ねんりき | 127.04 | 13→12 |
ファイアロー | やきつくす | 127.51 | 12→11 |
上記5種すべてからブレイクされないのは、「防御力127.51以上」の個体となります。
ファイアローのやきつくすは5ターンわざなので、やきつくすで受けるダメージは12でもよいという方針の場合は、スリーパーのねんりきがブレイクされない「防御力127.04以上」の個体がおすすめです。
ちなみに、上記5種に対しては初手対面ですべて有利となるので、被ダメージのブレイクは気にしないという方もおられると思います。その場合は126台後半の防御力+HP高めの個体を目安にするとよいでしょう。
なお、この記事のシミュレーションでは相手ポケモンの個体値が1位であるという前提に立っています。相手ポケモンの攻撃力が高めの可能性もありますので、防御力を少し高めにして余裕を持たせてもよいでしょう。
チェックポイント③:総HPの判定
上記5種にブレイクされない防御力(127.51以上)があるのが理想的ですが、総HPが低い個体については初手対面以外のゲーム展開を考慮するとやや耐久面で不安が残ります。スーパーリーグにおけるベロリンガのHPは最大で187ですが、対戦スコアの順位から判断すると185以上あれば良個体と言えるでしょう。
HP184の場合はブレイクされない、防御力が高めの個体を選ぶとよいでしょう。
厳選のポイントのまとめと総合評価
厳選のポイントのまとめ
ここまで個体値ランク1位から31位までの個体(+15-15-15の個体)について、スーパーリーグのトップメタを対戦相手として検証してきましたが、厳選のポイントをまとめると次の3点となります。
- 幅広い相手と戦える耐久力(対戦スコアが上位の個体、505点以上だと◎)
- ブレイクされない防御力(127.51以上が理想的)
- 高いHP(185以上)
総合評価の読み方について
次項に掲載している「総合評価の一覧表」では、個体値厳選で重要な3つのポイントについて「◎、○、△」の三段階で評価をしました。
評価 | ①対戦スコア | ②防御 | ③HP |
◎ | 505点以上 | 127.51以上 | 185以上 |
○ | 503点以上505点未満 | 127.04以上 127.51未満 | 184 |
△ | 503点未満 | 127.04未満 | 183以下 |
総合評価の一覧表
個体値 ランク | 個体値 | PL | ① スコア | ② 防御 | ③ HP | スコア ランク | 対戦 スコア | 攻撃 | 防御 | HP |
1 | 7-15-15 | 50.5 | ◎ | ◎ | ◎ | 1 | 509.35 | 96.9 | 128.1 | 187 |
5 | 7-14-15 | 50.5 | ◎ | ○ | ◎ | 2 | 507.65 | 96.9 | 127.3 | 187 |
4 | 7-15-14 | 50.5 | ◎ | ◎ | ◎ | 3 | 507.50 | 96.9 | 128.1 | 186 |
14 | 9-15-15 | 49 | ◎ | △ | ◎ | 4 | 506.78 | 97.7 | 127.0 | 185 |
12 | 7-15-13 | 50.5 | ◎ | ◎ | ◎ | 5 | 506.65 | 96.9 | 128.1 | 185 |
18 | 7-14-14 | 50.5 | ◎ | ○ | ◎ | 6 | 506.63 | 96.9 | 127.3 | 186 |
3 | 7-15-12 | 51 | ◎ | ◎ | ◎ | 7 | 506.57 | 97.2 | 128.5 | 185 |
6 | 7-13-15 | 51 | ◎ | △ | ◎ | 8 | 506.21 | 97.2 | 126.8 | 187 |
31 | 10-15-14 | 48.5 | ◎ | △ | ○ | 9 | 506.13 | 98.3 | 126.6 | 184 |
13 | 8-12-15 | 50.5 | ◎ | △ | ◎ | 10 | 506.12 | 97.8 | 125.6 | 187 |
30 | 8-14-12 | 50.5 | ◎ | ○ | ○ | 11 | 506.09 | 97.8 | 127.3 | 184 |
19 | 9-14-14 | 49.5 | ◎ | △ | ◎ | 12 | 505.82 | 98.0 | 126.5 | 185 |
29 | 7-12-15 | 51 | ◎ | △ | ◎ | 13 | 505.56 | 97.2 | 125.9 | 187 |
11 | 7-15-11 | 51 | ◎ | ◎ | ○ | 14 | 505.24 | 97.2 | 128.5 | 184 |
10 | 8-13-14 | 50.5 | ◎ | △ | ◎ | 15 | 505.22 | 97.8 | 126.4 | 186 |
22 | 8-15-13 | 50 | ◎ | ◎ | ○ | 16 | 505.15 | 97.5 | 127.7 | 184 |
23 | 8-15-12 | 50 | ◎ | ◎ | ○ | 17 | 505.15 | 97.5 | 127.7 | 184 |
8 | 8-14-15 | 50 | ○ | △ | ◎ | 18 | 504.47 | 97.5 | 126.9 | 186 |
15 | 7-14-13 | 51 | ○ | ◎ | ◎ | 19 | 504.25 | 97.2 | 127.6 | 185 |
16 | 7-14-12 | 51 | ○ | ◎ | ◎ | 20 | 504.25 | 97.2 | 127.6 | 185 |
2 | 6-15-15 | 51 | ○ | ◎ | ◎ | 21 | 504.00 | 96.4 | 128.5 | 187 |
27 | 8-15-15 | 49.5 | ○ | ○ | ◎ | 22 | 503.76 | 97.2 | 127.3 | 185 |
28 | 8-15-14 | 49.5 | ○ | ○ | ◎ | 23 | 503.76 | 97.2 | 127.3 | 185 |
20 | 7-13-14 | 51 | ○ | △ | ◎ | 24 | 503.63 | 97.2 | 126.8 | 186 |
21 | 8-15-11 | 50.5 | △ | ◎ | △ | 25 | 502.49 | 97.8 | 128.1 | 183 |
17 | 5-15-15 | 51 | △ | ◎ | ◎ | 26 | 501.35 | 95.5 | 128.5 | 187 |
7 | 6-15-14 | 51 | △ | ◎ | ◎ | 27 | 501.32 | 96.4 | 128.5 | 186 |
24 | 6-15-13 | 51 | △ | ◎ | ◎ | 28 | 500.47 | 96.4 | 128.5 | 185 |
25 | 6-15-12 | 51 | △ | ◎ | ◎ | 29 | 500.47 | 96.4 | 128.5 | 185 |
26 | 8-14-10 | 51 | △ | ◎ | △ | 30 | 500.16 | 98.1 | 127.6 | 183 |
9 | 6-14-15 | 51 | △ | ◎ | ◎ | 31 | 500.07 | 96.4 | 127.6 | 187 |
654 | 15-15-15 | 44.5 | △ | △ | △ | – | 483.82 | 100.0 | 123.5 | 180 |
以下はExcelで作成した元データを画像化したものです。内容は上記と同じですが小さくて見づらいので、お手数ですが保存後拡大してご覧ください。
PvPokeはシミュレーションの結果をCSV形式でダウンロード出来るので、データを表計算ソフトで加工しやすい点が優秀です。
その他のポイント
個体値厳選の考え方と各個体の評価についてこれまでご紹介しましたが、それ以外に留意すべきポイントについて以下で解説します。
与ダメージのブレイク
「したでなめる」で与えるダメージが1増える個体についてですが、個体値ランク31位以内の個体でブレイクポイントが存在するのはアローラガラガラ、ユキノオー(シャドウ)、フワライド、ドクロッグの4種となります。
ベロリンガの厳選においては耐久力に主眼を置くため、与ダメージのブレイクはそれほど考慮しなくてよいと考えますが、対戦スコアの算出においてはブレイクしている個体の方がスコアが高くなります。
「したでなめる」がブレイクする相手ポケモン
与ダメージ | |
アローラ ガラガラ | 2→3 |
ユキノオー (シャドウ) | 2→3 |
フワライド | 4→5 |
ドクロッグ | 2→3 |
レジスチル対面について
レジスチルに対して「したでなめる」のダメージが1から2に増える個体が存在します(個体値ランク31位以内では存在しませんが、15-15-15を最大強化した個体はしたでなめるのダメージが2になります)。しかし、レジスチルがでんじほうを習得したことにより、ブレイクする特殊個体の厳選のメリットがなくなりました(でんじほうで攻撃力を下げられてしまうため)。したがって、レジスチルに対してしたでなめるがブレイクするかは考慮しなくてよいと考えます。
初手対面で勝敗が入れ替わる可能性があるポケモン
トロピウス
初手対面でトロピウスに勝てる個体が存在します。ピンポイントな対面なので、この点だけを気にして厳選する必要はないと思いますが、検証していて気付いたので記載しておきます。
スペシャルアタックの同時発動(攻撃力)について
ベロリンガは攻撃力が低いため、同発の場合は負けになる場合が多いです。今回の検証対象である64種のポケモンのうち、ベロリンガより攻撃力が低いのはマリルリ、クレセリア、トリデプス、レジスチル、ブラッキー、バルジーナ、ホルードの7種のみとなります。
個体値厳選をすることで同発の先攻後攻が入れ替わる可能性があるのはベロリンガミラーだけとなりますので、ベロリンガの厳選においては、同発で先行するために攻撃力を上げるということを意識する必要はないと考えます。
まとめ
この記事ではベロリンガの個体値ランク1位から31位の個体について、①対戦スコアを用いた耐久力の測定、②ブレイクポイントのチェックによる防御力の判定、③総HPの判定の3つのポイントから検証を行いました。
ベロリンガの厳選に関しては最後は自分が納得出来るかどうかなので、自分が何を重視するのか、どの点は妥協できるのかを判断して、悔いのない育成をするのが一番だと思います。
長文の記事となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!