こんにちは、しろ(@shirotan012)です。
2025年6月17日に、ポケモンGOにおける「きんのおうかん」の実装と、「すごいとっくん」の内容が発表されました。「きんのおうかん」はポケモンの個体値(こうげき、ぼうぎょ、HP)をすべて最大まで上げることが出来る(=個体値100%にすることが出来る)アイテムですが、有料となっていることから、そもそも購入すべきなのか、またどのポケモンを選ぶべきなのか迷う方も多いと思います。
この記事では、「きんのおうかん」を使うべきポケモンの選び方と、おすすめのポケモンについて、解説していきたいと思います。どのポケモンを選んで強化するか、判断する一助になれば幸いです。
「きんのおうかん」と「すごいとっくん」とは
「きんのおうかん」を使用することで「すごいとっくん」を始めることができ、「すごいとっくん」では、ポケモンの個体値(こうげき、ぼうぎょ、HP)をすべて最大まで上げることができます。
ポケモンの個体値を100%に出来る夢のアイテムですが、課金(「GOパスデラックス:過去の残像」の購入)が必要となります。※名称が似ている「GOパスデラックス6月」を間違えて購入しないよう、ご注意ください!
「GOパスデラックス:過去の残像」を購入すると、「きんのおうかん」を入手することが出来ますが、使用期限があり、日本時間2025年7月6日23:59までとなっています。したがって、7月6日までに、どのポケモンをすごいとっくんで鍛えるか、選択する必要があります。
また、「きんのおうかん」を使用後、「すごいとっくん」を365日以内に達成する必要があります。「すごいとっくん」では様々なタスク(お題)があり、それらをこなしていくことで、個体値を上げていくというシステムになっています。
「きんのおうかん」は購入すべきアイテムなのか?
「きんのおうかん」がなくてもゲームを進める上で不利になるわけではないので、必須級のアイテムではありません。以下の観点から、購入するかどうか検討をしてみるとよいと思います。
- どうしても個体値を100%まで上げたいポケモンがいるか
- ソシャゲでのアイテム課金を許容できるか
- 費用対効果の面で、費用(2,800円)に見合った満足度を得られるかどうか
- 今後も「きんのおうかん」の入手が可能だと思うか
有料アイテムであるため、購入後に「課金してよかった!」と感じられることが重要です。費用対効果の面で、ご自身が満足出来るのであれば、それはよい買い物だと言えるでしょう。
「きんのおうかん」を使用すべきポケモンの選び方
きんのおうかんを使用すべきポケモンの選び方としては、以下の4点を基準にするとよいと思います。
- 入手機会が限定的で、個体値厳選が非常に難しいポケモン(まぼろしのポケモン、ジガルデなど)
- 復刻される可能性が低いポケモン(イベント限定ロケーションカード付き色違い伝説のポケモンなど)
- 実用性が高く、頻繁に使用するポケモン
- 「推し」のポケモン
選び方①:入手機会が限定的で、個体値厳選が非常に難しいポケモン
入手機会が限定的で、個体値厳選が非常に難しいポケモンに使用するのが、きんのおうかんの使い道として王道といえます。
- 入手機会が極めて限定的なポケモン(まぼろしのポケモン、ジガルデなど)
- 交換不可のポケモン(まぼろしのポケモン、ジガルデ、交換済みのポケモン、シャドウポケモンなど)※シャドウポケモンについては、「きんのおうかん使用不可」の可能性があります
選び方②:復刻される可能性が低いポケモン
GOフェスなどのイベント限定ロケーション背景付きのポケモンについては、今後復刻が望めないため、個体値を100%にして普段使いにすると、満足度アップにつながります。
- イベント限定ロケーション背景付きの、色違い伝説のポケモン(ネクロズマ、ザシアン、ザマゼンタ、キュレム、ディアルガオリジン、パルキアオリジンなど)
選び方③:実用性が高く、頻繁に使用するポケモン
個体値100%にしたとしても、ほとんど使用しないのであれば、コレクション止まりとなってしまいます。実用性が高く、使用頻度が高いポケモンを個体値100%にするのが、コスパの面では正解だと言えるでしょう。
また、フォルムチェンジするのにエナジーを大量に消費するポケモン(ネクロズマ、ザシアン、ザマゼンタ、キュレム)は、個体値100%でないとフォルムチェンジをためらいがちになりますので、「きんのおうかん」を使用するメリットは大きいと考えます。
- フォルムチェンジ、メガシンカがあるポケモン
- 対戦(GBLマスターリーグなど)で活躍する、まぼろし、伝説のポケモン
- 「すごいわざマシン」で覚えられないわざがあるポケモン(ディアルガオリジン、パルキアオリジンなど)
選び方④:「推し」のポケモン
「推しは最強」ということで、推しのポケモンがいる場合には、迷わず投資出来るという点で、悔いが残らない選択肢となるでしょう。
「きんのおうかん」の使用先としておすすめのポケモン
入手機会が限定的なポケモン(オススメ度:★★★★★)
まぼろしのポケモンやジガルデは、入手機会が極めて限定的で、交換も不可のため、個体値厳選自体が事実上出来ないポケモンであり、きんのおうかんの使い道としては特におすすめです。
色違いが実装されているまぼろしのポケモン(ミュウ、セレビィ、ジラーチ、シェイミ、メロエッタは配布または課金での限定入手)については、色違い100%に強化することが出来るので、かなり熱いですね。ただし、現時点で色違いが実装されていないまぼろしのポケモンについては、今後色違い実装時に入手機会がありますので、その点は考慮した方がよいと思います。
ジガルデは、最終形態までフォルムチェンジさせるには、「ルートでセルを250個集める必要がある」という仕様上、フォルムチェンジまでの育成コストが非常に高いポケモンなので、個体値を100%にする価値はあると思います。余談ですが、ジガルデは今秋発売予定の「ポケモンレジェンズZ-A」で主役級のポケモンとして登場することが予告されています。
少しマニアックなところでは、ホウオウ・APEX、ルギア・APEXもそれぞれ1匹しか入手することが出来ません。シャドウホウオウ・APEX、シャドウルギア・APEXをそれぞれリトレーンすることで入手できるポケモンで、ホウオウ・APEXは「せいなるほのお++」、ルギア・APEXは「エアロブラスト++」とそれぞれ強力な限定わざを覚えています。これらのわざはすごいわざマシンで覚えさせることは出来ないので、レアリティは高いです。
なお、コスモッグは入手機会が少ないポケモンですが、交換が可能であり、またネクロズマのフォルムチェンジの際に吸収元となり、個体値を上げるメリットは少ないので、本項ではおすすめから除外しました。ダクマ(ウーラオス)についても、交換が可能かつキョダイマックスが控えていることから、本項では除外しています。
以下、まぼろしのポケモン一覧となります(※ジガルデは伝説のポケモンですが、交換不可となっているため、便宜上表に入れています)。入手可能数が少ないポケモンについては、赤字で表示しています。
ポケモン名 | 入手可能数 (2025/6/17時点) | 色違い実装状況 (2025/6/17時点) |
ジガルデ | 1 | 未実装 |
ミュウ | 2 | 〇 |
セレビィ | 3 | 〇 |
ジラーチ | 2 | 〇 |
デオキシス(4種) | レイドで入手可 | 〇 |
マナフィ | 未実装 | - |
フィオネ | 未実装 | - |
ダークライ | レイドで入手可 | 〇 |
シェイミ | 5 | 〇 |
アルセウス | 未実装 | - |
ビクティニ | 2 | 未実装 |
ケルディオ | 1 | 未実装 |
メロエッタ | 2 | 〇 |
ゲノセクト(5種) | レイドで入手可 | 〇 |
ディアンシー | 1 | 未実装 |
フーパ(2種) | レイドで入手可 | 未実装 |
ボルケニオン | 1 | 未実装 |
マギアナ | 未実装 | - |
マーシャドー | 1 | 未実装 |
ゼラオラ | 未実装 | - |
メルタン/メルメタル | ふしぎなはこで入手可 交換で入手可 | 〇 |
ザルード | 2 | 未実装 |
モモワロウ | 未実装 | - |
交換することが出来ないポケモン(オススメ度:★★★★★)
前項と内容が被りますが、まぼろしのポケモン(メルタン、メルメタルを除く)やジガルデは交換することが出来ないので、キラ交換で個体値の上昇を狙うことが出来ません。個体値厳選の手段がないポケモンであり、きんのおうかんの使い道としておすすめです。
また、交換済みのポケモンやシャドウポケモン(シャドウAPEXを含む)も交換することが出来ないため、例えば「キラ交換済みの、ロケーションカード付きの色違い伝説のポケモン」などに、きんのおうかんを使って個体値を上げるのは大いにアリかと思います。
※シャドウポケモンについてはきんのおうかんを使用できないという噂がありますが、あくまで解析ベースなので、この記事では選択肢としてご紹介させていただきました。
イベント限定ロケーションカード(特別な背景)付きの、色違い伝説のポケモン(オススメ度:★★★★★)
GOフェスやGOツアーなどのイベント限定のロケーションカード(特別な背景)付きの色違い伝説のポケモン(ウルトラビースト含む)は、入手機会がリアルイベントに限定されるので、非常にレアリティが高いです。リアルイベントで自力入手した方は、思い出や思い入れがあると思いますので、追加投資するのもアリかと思います。
キラ交換で個体値100を狙うことは出来ますが、そもそも持っている人が少なく、交換相手を探すこと自体が難しいため、きんのおうかんの使用先としてオススメしたいと思います。
以下、リアルイベント限定のロケーションカード付きポケモンの一覧です。特に実用性が高いポケモンについては、赤字で表示しています。
イベント | ポケモン(特別な背景付き) |
GOフェス2025 (大阪/ジャージーシティ/パリ) | ザシアン ザマゼンタ |
GOツアー(イッシュ) (ロサンゼルス/台湾新北) | キュレム ゼクロム レシラム |
ワイルドエリア(福岡) | ディアルガオリジン パルキアオリジン ストリンダー(キョダイマックス) |
GOフェス2024 (仙台/ニューヨーク/マドリード) | ネクロズマ ソルガレオ ルナアーラ カミツルギ デンジュモク ウツロイド ツンデツンデ アクジキング マッシブーン フェローチェ ズガドーン |
GOツアー(シンオウ) (ロサンゼルス) | ディアルガオリジン パルキアオリジン ディアルガ パルキア |
GOフェス2023 (大阪/ニューヨーク/ロンドン) | レックウザ ゼルネアス イベルタル クレセリア |
GOツアー(ホウエン) (ラスベガス) | カイオーガ グラードン |
フォルムチェンジ、メガシンカがあるポケモン(オススメ度:★★★)
フォルムチェンジ、メガシンカがあるポケモンは実用性が高いです。個体値を100%にしたポケモンは心置きなくフォルムチェンジさせることができ、自ずと活躍する機会が増えることから、実用性の面でおすすめしたいと思います。
→ネクロズマ、ザシアン、ザマゼンタ、キュレム、ディアンシーなど。
対戦(GBLマスターリーグなど)で活躍する、まぼろし、伝説のポケモン(オススメ度:★★★)
入手機会が限定的で、個体値厳選が困難なまぼろしのポケモンや伝説のポケモンは、GBLなどの対戦をプレイする方にとって優先順位が高いです。
ただし、わざ性能の調整や、新規のポケモンの実装による対戦環境の変化などにより弱体化を受ける可能性があるので、その点は注意が必要です。
→ザシアン、ザマゼンタ、ネクロズマ、キュレム、パルキアオリジン、ディアルガオリジン、ケルディオなど。
なお、ダクマ(ウーラオス)については、現時点では完全にGBLガチ勢向けのポケモンとなりますが、キョダイマックスが控えている点に注意が必要です。
「すごいわざマシン」で覚えられないわざがあるポケモン(オススメ度:★★)
ディアルガオリジン、パルキアオリジンは、それぞれ「ときのほうこう」、「あくうせつだん」を覚えますが、これらのわざはすごいわざマシンで覚えることが出来ません。
ただし、キラ交換で個体値100を狙うことは出来る他、レイドバトルの復刻で再入手できる可能性もあるので、おすすめ度は低めに設定しました。
GOツアーシンオウ(ロサンゼルス)や、ワイルドエリア福岡のロケーションカード付き色違いのディアルガオリジン、パルキアオリジンを持っている方は、本記事の「オススメ度★★★★★」に該当するので、きんのおうかんで個体値100%にしてもよいかもしれません。
また、ホウオウ・APEX、ルギア・APEXについては、それぞれ「せいなるほのお++」、「エアロブラスト++」を覚えており、これらのわざはすごいわざマシンで覚えさせることは出来ません。入手可能数が一人1匹ずつだったこともあり、「オススメ度★★★★★」に相当するポケモンです。ただし、トレーナーバトルでは通常の「せいなるほのお」、「エアロブラスト」と威力は同じなので、限定わざ「せいなるほのお++」、「エアロブラスト++」が活躍するのはジムバトルとレイドバトルであることに注意が必要です。
筆者が「きんのおうかん」の使用先として検討しているポケモン
- ジガルデ:フォルムチェンジ用のセルを集めるのがとにかく大変なので、個体値100%に仕上げる価値はあると思います。ポケモンレジェンズZ-Aでメガシンカするかもしれないという期待もあるので、不確実ながら先行投資をする手もありかと。
- GOフェス仙台ロケーションカード付きの色違いネクロズマ:筆者はネクロズマの個体値100%を1体しか持っていないので、2体目用に。ポケモン本家ではウルトラネクロズマへのフォルムチェンジもあるので、ネクロズマは100%個体を最低でも2体、フォルムチェンジの仕様次第ですが出来れば3体揃えておきたいです。
ジガルデについては、つい先日ようやくセルを250個集め終わったところで、セル集めにかなり苦労したので、「個体値100%なら心置きなくフォルムチェンジできる」のが、わたし的にはメリットですね。
ネクロズマについては、「今後レイドを必死こいてやらなくて済む」、「個体値100%なら心置きなくフォルムチェンジできる」ので、精神的に解放されるメリットがあります。
(余談)原作では「ぎんのおうかん」も存在する
ポケモン本家(原作)では、特定の一つのステータスを最大にできる「ぎんのおうかん」というアイテムがあります。
ポケモンGOにあてはめると、こうげき、ぼうぎょ、HPのいずれかを15にすることが出来ると予想されるアイテムで、例えば個体値14-15-15(EFF)など、「惜しい」ポケモンを強化することが出来ます。
ポケモンGOにぎんのおうかんが実装されるかどうか、現時点では不明ですが、個体値14-15-15のポケモンに「きんのおうかん」を使うかどうか検討する際、どうしても気になるポイントではありますね。
さいごに
この記事では、ポケモンGOに実装される「きんのおうかん」を使うべきポケモンの選び方と、おすすめのポケモンについてご紹介しました。
「きんのおうかん」は有料かつ希少なアイテムなので、使い道について、この記事が参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!