こんにちは、しろです。
2022年6月11日~12日に幕張で行われたポケモンジャパンチャンピオンシップス(PJCS)では、ゲーム部門、ポケカ部門と並行して、ポケモンGO部門が初めて開催されました(ポケモンGO部門は6月12日のみ開催)。ポケモンGOのPvP日本一とWCS(世界大会)への出場権を懸けた熱いバトルが繰り広げられ、ライブ配信では多くの方が白熱した試合をご覧になったことと思います。
この記事では、来年に向けた備忘録を兼ねてPJCS2022のふり返りをしていますので、ご参考になればと思います。
PJCS2022(ポケモンGO部門)大会の概要
PJCSはポケモンの各ゲームの日本一を決める公式大会です。年一回開催され、成績上位のプレイヤーは世界大会への出場権を獲得します。
ポケモンGO部門では、4月から5月にかけて開催された予選大会の上位入賞者(ポケモンセンター予選大会から約60名、オンライン予選大会から96名)がPJCSへ出場しました。
PJCSの概要については、以下の記事で詳しく紹介をしていますので、気になる方はチェックしてみてください。
ルール
- スーパーリーグ(CP1500以下)
- 見せ合い6-3形式
- 3戦2本先取(Bo3)
- ポケモンの使用制限はないが、同種の(図鑑番号が同じ)ポケモンはパーティに複数入れられない(例:マッギョとガラルマッギョ両方を同一のパーティに入れることは出来ない)
- CPブーストされた相棒は、事前登録された1匹のみ使用できる
- シャドウポケモンは使用できる
- 大会途中でのわざ変更は不可
- 大会途中での個体入れ替えは不可
- メガシンカしたポケモンは使用不可
- 予選はスイスドロー方式のトーナメント(6ラウンド)
- 決勝は予選の上位8名による、シングルエリミネーション方式トーナメント
- 成績上位14名に世界大会(WCS)への出場権付与(内、上位2名には招待出場権を付与)
- 同スコアで並んだ場合はオポネント(累計得点、OMW%、平均OMW%の順)で順位を決定
予選からのルールの変更点
ポケモンセンターで行われた予選大会からは、以下の点が変更されました。
- 見せ合い時に相手のポケモンのわざを「公開」から「非公開」に変更
- パーティの選出時間を「3分」から「90秒」に変更:バトルチームリストの交換が不可となったため、対戦中に対戦相手のパーティを確認することは出来ず、暗記時間を含めて90秒となります。
タイムスケジュール
公式ライブ配信内で発表されたタイムスケジュールは以下の通りです。決勝トーナメントの決勝戦が定刻通りに行われたので、概ね予定通りに進行していた模様です。
時間 | ラウンド/イベント |
10:15 | 予選1回戦 |
11:05 | 予選2回戦 |
11:55 | 予選3回戦 |
13:00 | 予選4回戦 |
13:50 | 予選5回戦 |
14:40 | 予選6回戦 |
16:15 | TOP8ポケモン公開 |
16:25 | 決勝トーナメント1回戦 |
17:05 | 決勝トーナメント準決勝 |
18:00 | 決勝トーナメント決勝 |
18:55 | 表彰式 |
19:10 | エンディング |
所感
競技会ならではのハイレベルな戦い
PJCSで初の開催となったポケモンGO部門では、予選大会の狭き門を突破した約140名のプレイヤーによる白熱したバトルが繰り広げられました。
ライブ配信されたのは決勝トーナメントの試合と予選の一部の試合でしたが、特に決勝トーナメントは非常にレベルの高い試合が多かったと思います。また、決勝トーナメントや予選の一部において配信卓での対戦となったプレイヤーの方々は、緊張やプレッシャーに打ち克つ力も同時に試されるので、その中で集中力を維持して自分の力を発揮されていたことに感銘を受けました。
今後の課題
今回の大会では素晴らしい試合が数多く展開された一方で、課題も散見されました。まずGOバトルリーグでも頻発する、ゲーム内でのバグ、通信ラグなどの技術的な問題です。
ライブ配信された予選の第1試合では、勝敗がほぼ確定していた場面でフリーズが起きて再対戦する場面がありました。プレイヤーに責任がない技術的な問題で勝敗が入れ替わるのは、今回のような競技会においては公平性が維持できないのではないかと個人的に思います。技術的な問題はゲームの運営者であるナイアンティックが解決すべき事項ではありますが、PJCSの大会運営としてのジャッジメントも必要ではないかと感じました。
また、予選大会からルールが変更されたことが周知されていなかったのも、観戦している側からすると違和感がありました。「見せ合い時のわざ公開なし」については、出場するプレイヤーには周知されていた可能性はあるものの、大会当日になってルール変更が判明したことから、観客としても戸惑いがあったのではないかと思います。
ルール変更はパーティ構築や戦術にも大きく影響するので、プレイヤーはもちろん、観客にとっても分かりやすいルールの整備が今後期待されます。
決勝進出者(ベスト8)のパーティ
決勝進出者の使用パーティは以下の通りです(公式ライブ配信から引用)。
優勝者
ポケモン | わざ1 | わざ2 |
オーロット | シャドークロー | タネばくだん シャドーボール |
アローラ キュウコン | あまえる | ウェザーボール サイコショック |
ヨクバリス | タネマシンガン | のしかかり かみくだく |
タチフサグマ | カウンター | つじぎり クロスチョップ |
ニドクイン (シャドウ) | どくづき | だいちのちから どくどくのキバ |
ラグラージ | マッドショット | ハイドロカノン じしん |
準優勝者
ポケモン | わざ1 | わざ2 |
レジスチル | ロックオン | でんじほう きあいだま |
トドゼルガ (シャドウ) | こなゆき | つららばり じしん |
オーロット | シャドークロー | タネばくだん シャドーボール |
チャーレム | カウンター | グロウパンチ サイコキネシス |
ガラル マッギョ | マッドショット | いわなだれ じしん |
バルジーナ | エアスラッシュ | つばめがえし イカサマ |
ベスト4-①
ポケモン | わざ1 | わざ2 |
アローラ ガラガラ (シャドウ) | ほのおのうず | シャドーボーン ホネこんぼう |
プクリン | あまえる | れいとうビーム じゃれつく |
ヤミラミ (リトレーン) | シャドークロー | おんがえし イカサマ |
ドラピオン (シャドウ) | どくばり | かみくだく ヘドロばくだん |
フシギバナ (シャドウ) | つるのムチ | ハードプラント ヘドロばくだん |
ルカリオ | カウンター | グロウパンチ シャドーボール |
ベスト4-②
ポケモン | わざ1 | わざ2 |
トドゼルガ (シャドウ) | こなゆき | つららばり じしん |
チャーレム | カウンター | サイコキネシス れいとうパンチ |
レジスチル | ロックオン | でんじほう きあいだま |
マリルリ | あわ | れいとうビーム じゃれつく |
キュウコン (シャドウ) | ひのこ | ウェザーボール オーバーヒート |
ヤミラミ (リトレーン) | シャドークロー | おんがえし イカサマ |
ベスト8-①
ポケモン | わざ1 | わざ2 |
アローラ キュウコン | あまえる | ウェザーボール サイコショック |
ベロリンガ | したでなめる | のしかかり パワーウィップ |
チャーレム | カウンター | れいとうパンチ サイコキネシス |
ラグラージ | マッドショット | ハイドロカノン ヘドロウェーブ |
ガラル マッギョ | マッドショット | いわなだれ じしん |
オーロット | シャドークロー | シャドーボール タネばくだん |
ベスト8-②
ポケモン | わざ1 | わざ2 |
トドゼルガ (シャドウ) | こなゆき | つららばり じしん |
ニドクイン | どくづき | どくどくのキバ だいちのちから |
アローラ キュウコン | あまえる | ウェザーボール サイコショック |
ラグラージ (シャドウ) | マッドショット | ハイドロカノン ヘドロウェーブ |
ベロリンガ | したでなめる | パワーウィップ のしかかり |
ヤミラミ (リトレーン) | シャドークロー | おんがえし イカサマ |
ベスト8-③
ポケモン | わざ1 | わざ2 |
アローラ キュウコン | あまえる | ウェザーボール サイコショック |
マリルリ | あわ | れいとうビーム じゃれつく |
ガラル マッギョ | マッドショット | いわなだれ じしん |
レジスチル | ロックオン | でんじほう きあいだま |
オーロット | シャドークロー | タネばくだん シャドーボール |
ヤミラミ (リトレーン) | シャドークロー | おんがえし イカサマ |
ベスト8-④
ポケモン | わざ1 | わざ2 |
トドゼルガ | こなゆき | つららばり じしん |
マリルリ | あわ | れいとうビーム じゃれつく |
ガラル マッギョ | マッドショット | いわなだれ じしん |
フシギバナ | つるのムチ | ハードプラント ヘドロばくだん |
チャーレム | カウンター | れいとうパンチ サイコキネシス |
ヤミラミ (リトレーン) | シャドークロー | おんがえし イカサマ |