2020大陸大会・決勝および世界大会では、事前にドラフトを行いそれぞれのプレイヤーが使用するパーティを決定する方式が取られました。
そこで、両大会で実施された「スネークドラフト」について、解説したいと思います。
◆大陸大会(決勝)ドラフト
予選通過者8名によるダブルエリミネーション方式の大会。
ドラフトは大会に先立ち「スネークドラフト」方式で実施されました。
【ドラフトの手順】
①DRAFT ORDER
先ず予選1位のプレイヤーが、ドラフトの指名順位(スロット1~8のいずれか)を選ぶ。
次に予選2位のプレイヤーがドラフトの指名順位を選ぶ。同様に予選の順位にしたがって、スロットを選択していく。
予選8位のプレイヤーは必然的に残されたスロットとなる。
②BAN ROUND
全プレイヤーのスロット(ドラフト指名順)が決定したら、8匹のポケモンを「バン(使用禁止)」する指名を行う。
先ずSlot 8のプレイヤーがBANするポケモンを決め、次にSlot 7のプレイヤーが選ぶ。
スロットの順番の逆順に指名を行っていき、最後にSlot 1のプレイヤーがBANするポケモンを決める。
③DRAFT ROUND
Slot 1のプレイヤーから順番に使用するポケモンを選んでいく。2巡目は逆順で選んでいく。
すでに選ばれたポケモンのシャドウポケモンは指名できない(シャドウは同種扱い)。
例示されているのは、サーナイトが選ばれた場合、他のプレイヤーはシャドウサーナイトは指名できない。
他プレイヤーがシャドウサーナイトを指名した場合は、通常のサーナイトは指名できない。
ドラフトの説明(シルフ公式)
ドラフトの結果
◆世界大会ドラフト
大陸大会チャンピオン4名による総当たり戦で、上位2名によって決勝戦を行う方式の大会。
ドラフトは大陸大会決勝と同じスネークドラフトによって行われたが、BANラウンドが3回になったことでより戦略性が増した。
【ドラフトの手順】
①DRAFT ORDER
大陸大会決勝とは異なり、シードは抽選で決定される。シード#1のプレイヤーが、ドラフトの指名順位(スロット1~4のいずれか)を選ぶ。
次にシード#2のプレイヤーがドラフトの指名順位を選ぶ。同様にシード順にしたがって、スロットを選択していく。
シード#4のプレイヤーは必然的に残されたスロットとなる。
②BAN ROUND
全プレイヤーのスロット(ドラフト指名順)が決定したら、4匹のポケモンを「バン(使用禁止)」する指名を行う。
先ずSlot 4のプレイヤーがBANするポケモンを決め、次にSlot 3のプレイヤーが選ぶ。
スロットの順番の逆順に指名を行っていき、最後にSlot 1のプレイヤーがBANするポケモンを決める。
③DRAFT ROUND
Slot 1のプレイヤーから順番に使用するポケモンを選んでいく。2巡目は逆順で選んでいく。
ドラフトの2巡目が終わると、BANラウンド2を行う。
その後、ドラフト3巡目、4巡目、BANラウンド3、ドラフト5巡目、6巡目の順で指名を行う。
ドラフトの結果
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