こんにちは、しろです。
この記事では、先日開催されたPvPのオンライン大会”Twitch Rivals: Mobile Showdown ft. Pokemon GO”についてお届けします。
2022年開催のPokemon World Championshipsの正式種目にポケモンGOのPvPが採用されることもあり、eスポーツ化された場合にどのような大会形式になるのか参考になるかも知れませんので、以下チェックしていきたいと思います。
なお本大会は複数の企業がスポンサーについており、総賞金25,000米ドル(約280万円)となっています。優勝チームには6,400ドル(約72万円)が進呈されます。
大会の概要
開催日 | 米国太平洋時間2021年10月13日(水)午後3時開始 (日本時間同14日(木)午前7時開始) |
参加者 | 事前に招待された18名のプロアマ混合戦。 参加者の内訳はプロ6名、アマチュア12名で、各チームにプロ1名、アマチュア2名が所属します。 アマチュアプレイヤーは有名クリエーターが参加しています。 |
ルール | ・見せ合い6-3で対戦します。 ・スーパーリーグで対戦します。 ・1試合は最大3戦を行い、2本先取で勝ちとなります(Best of Three)。 ・3つのグループに分かれて総当たり戦(1名あたり5ラウンド)を行い、チームでの総得点を競います。 ・使用できるポケモンは、「捕獲フェーズ」(1時間)で捕まえたポケモンのみとなります。 ・参加者は大会参加にあたり、大会運営が準備した新規のアカウントを使用します。 ・シャドウポケモン、交換したポケモンは使用不可。 |
大会の進行(フェーズ)について
大会は「捕獲フェーズ」、「準備フェーズ」、「対戦フェーズ」の三部で構成されます。
捕獲フェーズ(1時間) | 対戦で使用するポケモンを捕獲、育成する |
準備フェーズ(30分間) | ポケモンの育成を完了し、パーティを構築する |
対戦フェーズ | 3つのグループに分かれて総当たり戦を行う |
2020年1月に東京で開催された「東京eスポーツ大会」に似た形式となっていますね。
捕獲フェーズ(1時間)
捕獲フェーズの開始に先立ち、18名の参加プレイヤーは6つのチームに分けられます。1チームはプロ1名、アマチュア2名の計3名で構成されます。
捕獲フェーズは持ち時間が1時間で、各プレイヤーは新規のアカウントを使用してポケモンを捕獲します。ポケモンの強化やわざ開放などに使用できるアイテムは、捕獲フェーズで獲得したものに限ります。ショップでのアイテム購入やポケモン交換は不可となります。
各プレイヤーが使用するアカウントには事前に以下のアイテムが付与されています。
- ふしぎなアメ 1,500個
- ほしのすな 2,000,000
- おこう4つ
- モンスターボール 300個
- わざマシンノーマル、スペシャル各50個
- すごいわざマシンノーマル、スペシャル各2個
大会で使用できるポケモンは、以下の24種族とその進化形(系統)となります。
カビゴン | テッシード | タネボー |
グレッグル | ヒトカゲ | クチート |
エアームド | ミズゴロウ | ユキカブリ |
メノクラゲ | チコリータ | イシズマイ |
ニドラン(メス) | ビリリダマ | ナマケロ |
ウソッキー | スリープ | ビードル |
イトマル | ラプラス | ホーホー |
フワンテ | ナックラー | バチュル |
準備フェーズ(30分)
捕獲フェーズの終了後、各チームのプレイヤーは30分の準備フェーズの間に、捕獲したポケモンを強化してパーティ(ポケモン6匹)を構築します。
チーム内で同じ種族のポケモンを2匹以上使用することはできません。
例:チームメンバーの一人であるAさんがリザードンを自分のパーティに入れた場合、他のチームメンバー二人はヒトカゲ、リザード、リザードンを自分のチームに入れることはできません。
チーム全員のパーティが完成した後、大会運営にパーティのリストを提出します。リストの提出後はポケモンの強化や進化、わざ構成の変更、わざ開放、リトレーンなどを含め、提出したポケモンへのあらゆる変更が禁止されます。
対戦フェーズ
3つのグループに各チームから1名ずつ、プレイヤーが振り分けられます。
一つのグループには各チームから1名ずつが参加します。グループは6名で構成され、グループ内で総当たり戦を行います(一人あたり5ラウンド)。
先鋒、次鋒、大将がそれぞれのグループで対戦するイメージです
グループではプロはプロ同士、アマチュアはアマチュア同士の対戦となります。
準備フェーズで提出したパーティから、3匹を選出して対戦します(いわゆる見せ合い6-3)。試合は1対戦あたり最大3戦(Best-of-Three)を行います。1試合で2本取れば勝利となり、所属するチームに対して1ポイントが付与されます。
最終的なチームの成績は、累計のポイントが高い順に決定され、成績に応じて賞品が付与されます。
タイブレーカー:複数のチームが同ポイントで並んだ場合は、(1)チームの勝率、(2)同ポイントのチームメンバー同士の直接対戦の成績、の順で順位を決定します。
その他のルール
- スーパーリーグで対戦
- 指定されたポケモンの種族のみ使用可
- シャドウポケモンは使用不可
- 交換したポケモンは使用不可
- 捕獲に使用できるデバイス:Go Plus、モンスターボールPlus
- 対戦で使用できるポケモンは、「準備フェーズ」で事前に提出されたパーティのポケモンのみ(各ポケモンのCP、わざ1、わざ2を事前に提出)
- 次の対戦相手との対戦まで5分間の休憩を取ることができる
賞金
総額25,000米ドル。優勝チームにはドリトス1年分の副賞が贈られます。
チームへの賞金 (米ドル) | (1人当たり換算) (米ドル) | |
1位 | 6,400 | 2,133 |
2位 | 4,800 | 1,600 |
3位 | 3,900 | 1,300 |
4位 | 3,600 | 1,200 |
5位 | 3,300 | 1,100 |
6位 | 3,000 | 1,000 |
ドリトス1年分ってアメリカンな感じですよね。eスポーツ化してスポンサーが付くと、高額賞金の大会の開催もあり得ますので、夢がありますね。
公式サイト
大会概要
大会結果(リーダーボード)
大会動画
執筆者:しろ