闘争心カップの考察(GBL/GOバトルリーグ・シーズン12)

こんにちは、しろです。

この記事では、GOバトルリーグ初登場となる特殊ルール「闘争心カップ」(Willpower Cup)の初期考察をお届けします。

闘争心カップはGOバトルデイの対象で、事前に考察を進めておく価値があるルールだと思いますので、この記事が環境分析やパーティ構築のヒントとなれば幸いです。

なお環境分析にあたっては、2022年9月8日時点のPvPokeのカスタムランキングを参考にしています。

※本記事の公開日から闘争心カップの開催まで約2ヶ月の期間があり、その間に新しいポケモンが実装された場合は記事を修正する可能性がありますので、ご了承ください。

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闘争心カップのルール

闘争心カップでは、あく、かくとう、エスパータイプのポケモンのみ参加することが出来ます。

  • あく、かくとう、エスパータイプ(複合タイプを含む)のみ参加可能
  • CP1,500以下
  • サーナイトは使用禁止
ボックス検索用コード

cp-1500&あく,かくとう,エスパー&!282

しろ
しろ

サーナイトは使用禁止となっています。あまえる型のシャドウサーナイトでほとんどのポケモンに勝ててしまうため、使用禁止になったと思われます。

開催期間

  • 2022年11月4日(金)午前5時 ~ 11日(金)午前6時(7日間)
  • GOバトルデイ(ミルタンク)2022年11月6日(日)0:00~23:59

覚えるわざが増えたポケモン

闘争心カップに出られるポケモンの内、GBLシーズン12開始時に覚えるわざが増えたポケモンは以下の通りです。

ポケモン名覚えるわざ
ギャロップ(ガラル)ようせいのかぜ
ガオガエンにどげり
サワムラーにどげり
キリンリキにどげり
サイコファング
ココロモリサイコファング
エーフィサイコファング
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メタ概観

闘争心カップではあく、かくとう、エスパータイプのみが参加可能で、三すくみの形となっています。

一見するとじゃんけん要素が強そうなルールですが、あるポケモンを図表に加えると様相が変わります

あく、かくとう、エスパーの三すくみの形だと、バルジーナが非常に強い環境となります。本記事ではノーマルアタックにエアスラッシュを採用したバルジーナを想定していますが、エスパーとかくとうタイプに強く、あくタイプとも五分に戦えるので、どのポケモンと対面しても好勝負をしてくれるポケモンです。

メタ図表

闘争心カップの環境を図表化すると以下のようになります。

メタ図表①(フェアリー抜き)

闘争心カップではバルジーナを圧倒することが出来るポケモンがいないため、バルジーナが中心の環境になると予想しています。

あく/ひこうタイプのバルジーナが中心となるため、エスパー、かくとうタイプはやや劣勢となり、あくタイプが多めの環境となりそうです。

したがって、フェアリータイプのわざの通りが非常に良い環境となりますが、肝心のサーナイトは使用禁止となっているため、同じエスパー/フェアリータイプでタイプ一致の「ようせいのかぜ」を覚えるガラルギャロップが活躍出来るかが一つのポイントとなります。

メタ図表①に、ガラルギャロップを加えたメタ図表が以下になります。

メタ図表②(ガラルギャロップ入り)

ガラルギャロップはかくとうわざに二重耐性があることから、カウンター族に非常に強いです。あと二重弱点を突けるズルズキンとジヘッドを一蹴出来ます。

一方、シャドークローで弱点を突かれてしまうヤミラミや耐久力のあるブラッキー、どくタイプ持ちのドラピオンには勝てません。バルジーナに対してはエアスラッシュ型なら勝てますが、バークアウト型ではシールドを2枚使わないと負けてしまいます。

ガラルギャロップは環境に刺さるものの、大きくひっくり返すほどのインパクトはないというのがわたしの印象です。

次項では、闘争心カップにおける注目のポケモンを個別に見ていきたいと思います。

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注目のポケモン

バルジーナ

わざ構成:エアスラッシュ、イカサマ、つばめがえし

断トツで環境トップのポケモンです。本記事では、見れる幅がより広いエアスラッシュ型での運用を想定しています。

闘争心カップではバルジーナに勝てるポケモンの採用が増えると予想されるため、バルジーナを自分で使うか、徹底的に対策するか、どちらかになると思います。

※図表にバルチャイを入れていますが、バルジーナと併用するケースを想定しています。

ドラピオン

わざ構成:どくばり、かみくだく、ヘドロばくだん

どくばりを採用することで、高回転でスペシャルアタックを打てる厄介なポケモンです。バルジーナを含め幅広いポケモンと戦える他、ガラルギャロップやあまえる族対策としても優秀です。ノーマルアタックでこおりのキバを覚えることが出来るので、パーティによってはそちらを採用する方もいるかもしれません。

ジヘッド

わざ構成:りゅうのいぶき、のしかかり、あくのはどう

バルジーナやドラピオン、ブラッキーなど、カウンター持ち以外のあくタイプに強いポケモンです。アローラライチュウを完封することが出来ますが、フェアリーが二重弱点のためガラルギャロップとあまえる族には要注意です。

ズルズキン

わざ構成:カウンター、グロウパンチ、イカサマ

あくタイプが多いであろう環境において、あくタイプ全般に対して最も強いポケモンで、シールドを2枚使えばバルジーナを突破することが出来ます。チャーレムなどのかくとうタイプと、二重弱点を突かれるフェアリーに注意が必要です。

チャーレム

わざ構成:カウンター、ばくれつパンチ、れいとうパンチ

バルジーナとヤミラミを除くあくタイプと、かくとうタイプのほぼすべてに勝てる、あくとかくとうタイプに強いポケモンです。エスパータイプと対面すると厳しいですが、あくタイプ対策としてはズルズキンの次点という位置付けです。

クレセリア

わざ構成:サイコカッター、ムーンフォース、くさむすび

高耐久のエスパータイプのポケモンですが、フェアリーわざのムーンフォースがこのルールでは非常に強力です。エスパータイプですがほぼほぼフェアリー要員で、あくタイプと対面してもムーンフォースを当てられれば逆転可能です。サブウェポンは相手のポケモンの体力が少ないときに撃つためのくさむすびとしました。

アローラライチュウ

わざ構成:ボルトチェンジ、ワイルドボルト、かみなりパンチ

バルジーナにこうかばつぐんを取れる他、ほとんどのポケモンに等倍でワイルドボルトを撃っていけるので、立ち回り次第では大暴れしそうなポケモンです。ジヘッドには打点がまったくないので、対面しないように気をつける必要があります。かみなりパンチはブラフ撃ち用で採用しています。

ギャロップ(ガラルのすがた)

わざ構成:ようせいのかぜ、のしかかり、メガホーンorじゃれつく

サーナイトと同じエスパー/フェアリータイプで、シーズン12開始時に新たに「ようせいのかぜ」を習得したことで注目のポケモンです。

耐久が低いためブラッキーに勝てない他、バルジーナにも苦戦しますが、ズルズキン、ジヘッド、タチフサグマあたりと対面させれば気持ちよく勝てます。チャーレムを含めたカウンター持ちのかくとうタイプにもスカッと勝てますが、シャドークロー持ちのオオニューラとキテルグマには勝てません。あとヤミラミにも勝てないです。

あまえる族

闘争心カップではタイプ一致であまえるを使えるポケモンがいませんが、次の2匹のエスパータイプのポケモンがあまえるを覚えています。あくタイプのわざでばつぐんを取られてしまうので、注意が必要です。

ゴチルゼル

わざ構成:あまえる、いわなだれ、サイコキネシス

ニャオニクス(メス)

わざ構成:あまえる、シャドーボール、エナジーボール

【番外編】オオニューラ

わざ構成:シャドークロー、シザークロス、インファイト

入手方法が極めて限定的なのでメタ図表には載せていませんが、かくとうタイプで唯一チャーレムに勝てるポケモンして挙げておきます。シザークロスを覚えるためあくタイプに加えてエスパータイプにも打点があり、立ち回りによっては大暴れしそうですが、耐久が非常に低いので扱いが難しいポケモンです。なお、バルジーナとクレセリアには勝てません。

今回は闘争心カップの初期考察をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました!

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