こんにちは、しろです。
この記事ではGOバトルリーグ初登場となる「ホウエンカップ」(Hoenn Cup)についての考察をお届けします。
ホウエンカップはGOバトルリーグ・シーズン13の最終週に開催される特殊カップですが、同じ週に開催されるゲーム内イベント「ホウエンツアー」との連動企画的なルール設定となっています。
なお環境分析にあたっては、2023年2月12日時点のPvPokeのランキングを参考にしています。
ホウエンカップのルール
ホウエンカップでは、ホウエン地方(図鑑番号が252から386まで)のポケモンのみ参加可能です。スーパーリーグと同じ、CP1500以下で開催されます。
cp-1500&252-386
開催期間
2023年2月24日(金)午前6時から3月2日(木)午前6時まで
メタ図表
ホウエン地方にはPvPで非常に強力なポケモンが多く、使用制限なしの通常スーパーリーグでも環境トップクラスのポケモンが複数います。ポケモンGOのPvP界における最強世代といっても過言ではないでしょう。
おおまかな構図としては「ひこうタイプ」、「じめんタイプ、かくとうタイプ」、「はがねタイプ」の三すくみになっており、そこにひこうタイプとじめんタイプに強いトドゼルガ、かくとうタイプに強いヤミラミとサーナイトが参戦している形となります。
※図表の見やすさの関係上、矢印は部分的に簡略化または省略をしています。また、ヤミラミについては矢印を大幅に省略していますのでご了承ください。
注目のポケモン
レジスチル
わざ構成:ロックオン、でんじほう、きあいだま
かくとうタイプ(カウンター族含む)やじめんタイプといった天敵が多そうな環境であり、またトップメタが故に対策されやすいポケモンではありますが、不利なポケモン相手でもそれなりに仕事をしてくれることから、一定数の採用が見込まれます。ひこうタイプを明確に止められるのと、どくタイプが少ない環境においてフェアリーを止められる数少ないポケモンなので、役割は明確ではあります。
ラグラージ
わざ構成:マッドショット、ハイドロカノン、じしん
レジスチル対策としてかくとうタイプを取るか、じめんタイプを取るかですが、環境にヤミラミが多い場合はラグラージを採用する方が増えると予想しています。くさタイプが環境に少ないことも追い風になりますが、じしんを採用する場合はひこうタイプの3体(チルタリス、ペリッパー、トロピウス)に打点がないので注意が必要です。
チャーレム
わざ構成:カウンター、グロウパンチ、れいとうパンチorサイコキネシス
レジスチル対策としてじめんタイプを採用しない場合は、かくとうタイプ(カウンター族含む)を採用することになります。レジスチルに強いことに加えて、トドゼルガも対策することが出来ますが、ヤミラミ、サーナイト、ひこうタイプには注意が必要です。
環境にひこうタイプが多い場合は、弱点を突かれないデオキシス(ディフェンスフォルム)を採用した方がよい場面もありそうです。
ヤミラミ(リトレーン)
わざ構成:シャドークロー、イカサマ、おんがえし
天敵であるあくタイプのポケモンがホウエン地方には少ないため、幅広いポケモンと好勝負が出来るオールマイティのポケモンです。かくとうタイプ(カウンター族含む)はレジスチルやトドゼルガ対策として採用率が高いと予想されるため、それらのポケモンに強いヤミラミも必然的に採用率が高くなると考えています。
ペリッパー
わざ構成:つばさでうつ、ウェザーボール(みず)、ぼうふう
今シーズン開始時に「つばさでうつ」が強化されたことに加え、環境にでんきタイプ、いわタイプのわざを使うポケモンが少ないことから、大暴れする可能性があるポケモンです。じめんタイプとかくとうタイプに強く、不利対面のはずのレジスチルに対してもそこそこ頑張れるので、明確に対策をしづらい点も相まって非常に厄介なポケモンと言えるでしょう。
チルタリス
わざ構成:りゅうのいぶき、ゴッドバード、ムーンフォース
レジスチル対策として採用率が高いであろうかくとうタイプ(カウンター族含む)とじめんタイプに強く、他のひこうタイプにも強いポケモンです。二重弱点を突かれるトドゼルガの他、レジスチル、サーナイト、クチートなどとの対面は避けたいところです。
トドゼルガ
わざ構成:こなゆき、つららばり、じしん
環境に多そうなかくとうタイプ(カウンター族含む)と対面すると苦しいですが、本環境においてこおりわざは等倍以上でダメージを与えられるポケモンが多く、またレジスチルに対してもじしんを打てるので、対応出来るポケモンの範囲が広いのが特徴です。
サーナイト(シャドウ)
わざ構成:あまえる、シャドーボール、シンクロノイズ
ヤミラミ、チャーレム、チルタリスの弱点を突けるため、対策をしていないとパーティが半壊しかねない要注意のポケモンです。あまえるのダメージが軽減されるどくタイプやほのおタイプが少ない環境なのも追い風となりますが、シールド消費が前提なのでパーティ構成に工夫が必要となります。
マッスグマ
わざ構成:シャドークロー、くさむすび、かみなり
ノーマル単タイプなのでヤミラミに強い他、環境的に通りがよいくさわざとでんきわざを覚えるので、ダークホース的な存在です。PvPokeのランキングは低めなのでメタ図表には掲載していませんが、ヤミラミが多い環境だとおもしろいかもしれません。
さいごに
この記事ではホウエンカップの考察をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。
ホウエンカップで使用出来るポケモンは通常スーパーリーグでもトップメタであるものが多いので、パーティは比較的組みやすいかと思います。2023年2月25日(土)から26日(日)にかけて、ゲーム内イベント「ホウエンツアー」が開催される予定なので、参加出来る方は個体値厳選をさらに進めてみてはいかがでしょうか。
この記事がパーティ構築や採用するポケモンを考えるにあたっての一助になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!