こんにちは、しろです。
この記事ではGOバトルリーグ・シーズン10で開催される「シンオウカップ」についての初期考察をお届けします。特殊ルールとしては初登場となりますので、環境を大まかに掴んでいただければと思います。
なお、メタ(環境)の考察にあたっては、PvPokeのカスタムランキング(外部サイト)を参考にしました。
【2021/12/3追記】「4. メタ図表」の項で一部加筆しました。
開催期間
- 2022年1月11日(火)午前6:00~1月25日(火)午前6:00(14日間)
- 【GOバトルデイ】2022年1月23日(日)終日
ルール
- シンオウ地方(図鑑番号387~493)のポケモンが参加可能
- CP1,500以下
わざアップデートの対象ポケモン
シーズン10の開幕に合わせてわざのアップデートがありましたが、シンオウ地方のポケモンの内、対象となる主なポケモンは以下の通りです。
わざ | 覚えるポケモン |
むしのさざめき (威力90→100) | ミノマダム(ゴミのミノ) ミノマダム(すなちのミノ) ミノマダム(くさきのミノ) ビークイン メガヤンマ |
がんせきふうじ (攻撃1段階ダウン 付与/確率100%) | ウソハチ |
メタ図表
シンオウカップのメタを図表にすると以下のようになります。
矢印が多くて見づらい点がありますが、トリデプスが勝てる相手については矢印を省略してあります。
トップメタ
トップメタとなるのはトリデプス、エンペルト、ドラピオン、ドクロッグと予想しています。
シンオウカップはトリデプスに対抗出来るポケモン同士の戦いになることが予想されるため、トリデプスに勝てるポケモンへの対策が重要だと考えています。
トリデプスに勝てるポケモンは数が限られ、弱点を突くことが出来るエンペルト、ドクロッグ、ルカリオなどのかくとうタイプ、トリトドンなどの一部のじめんタイプとなります。ドラピオンは勝てないまでもアクアテール連打で善戦することが出来ます。
シンオウカップでは、これらのトリデプスに強いポケモン同士の対面が多くなると予想されます。
じめんわざが刺さる環境
シンオウカップではじめんタイプががっつり刺さるので、どろかけを覚え、トリデプス、エンペルト、ドラピオン、ドクロッグなどのトップメタに勝てるトリトドンに個人的には注目しています。
どろかけを覚えるポケモンは他にドサイドンとマンムーがいますが、エンペルトやドクロッグに勝てないので、どろかけ持ちのポケモンを使うならトリトドン一択だと思います。
その他のじめんタイプですが、マッドショットを覚えるガブリアスは耐久に難があり、ドダイトス、グライオン、カバルドンについてはわざ1でじめんわざを覚えないのに加えて弱点を突かれる相手ポケモンが多いため、安定して活躍するのは難しいと思います。
じめんタイプへの対策ポケモン
じめんタイプに対抗出来るポケモンですが、くさタイプではユキノオー、ハヤシガメが有力となります。ひこうタイプはフワライドが最有力で、じめんタイプに加えてユキノオーを除くくさタイプやドクロッグに強いのが特徴です。
これらのじめんタイプ対策のポケモンに強いのがこおりタイプで、ユキメノコとユキノオーが有力となります。この2匹はじめんタイプにも強く、くさ、ひこう、じめんタイプをまとめて見ることが出来ます。
その他では、くさむすびを覚えるクレセリアもじめんタイプに対抗することができます。
なお、上記のポケモンに共通しているのはトリデプスに勝てないという点ですが、ハヤシガメはトリデプス対面でもはっぱカッターの削りでかなり善戦することが出来ます。
注目のポケモン
トリデプス
わざ構成:うちおとす/ストーンエッジ/かえんほうしゃ
シンオウ地方の顔と言っても過言ではない超高耐久ポケモンで、弱点を突かれない限りはほとんどのポケモンに対して勝つことが出来ます。
GBL通常スーパーリーグでもトップメタですが、シンオウカップではトリデ包囲網が敷かれると予想されるため、実際に採用するかどうか悩むところではあります。
相性補完に優れているトリデ+くさタイプの組み合わせですが、ドクロッグに勝てるくさタイプのポケモンがロズレイドくらいしかいないので、パーティ編成にあたっては工夫が必要となりそうです。
エンペルト
わざ構成:たきのぼり/ハイドロカノン/ドリルくちばし
トリデプスに強いみず・はがねタイプのポケモンです。
たきのぼりの威力が高いため、タイプ相性上分が悪いかくとうやでんきタイプと当たってもそこそこ削ることが出来る他、じめんタイプにも等倍以上でダメージが入るので何も出来ずに一方的にやられてしまうことが少なく、万能型のポケモンと言えるでしょう。
くさタイプのわざは等倍で受けられることに加えてドリルくちばしで反撃することが出来るので、シールドの枚数差次第では突破することも可能です。
ドラピオン
わざ構成:どくばり/アクアテール/かみくだく
どく・あくタイプで、弱点がじめんタイプしかない点が非常に優秀なポケモンです。回転の速いアクアテールを連打することで、トリデプスと互角に渡りあうことが出来ます。
かみくだくでクレセリアやドータクンなどのエスパータイプ、フワライドやユキメノコなどのゴーストタイプにこうかばつぐんを取れる他、全体的にあくわざの通りが良いのも強みです。
くさタイプにも強くシンオウカップの環境に合っているポケモンですが、天敵のドクロッグの他、エンペルトやトリトドンなども厳しい相手となります。
ドクロッグ
わざ構成:カウンター/どろばくだん/ヘドロばくだん
トップメタであるトリデプス、ドラピオンを圧倒することが出来、エンペルトにも強いポケモンです。シンオウカップではじめんタイプのわざが非常に有効ですが、ドクロッグはどろばくだんを覚えられる点が魅力的です。
タイプ一致のカウンターを使えるのが他にルカリオだけで、そのルカリオに勝てることからかくとうタイプでは採用率が一番高いことが予想されます。
エスパーが二重弱点となるので、ねんりき使いには瞬殺されてしまう点に注意が必要となります。
トリトドン
わざ構成:どろかけ/のしかかり/だいちのちから
みず・じめんタイプで弱点がくさタイプのみなのと、どろかけを覚えるのでトップメタであるトリデプス、エンペルト、ドラピオン、ドクロッグの4匹すべてに勝てるのが強みです。
環境的にどろかけが非常に刺さりますので、くさタイプとひこうタイプのポケモンに注意をすればかなり活躍するのではないかと考えています。
クレセリアやエルレイドなど、くさわざを使えるポケモンにも注意が必要となります。
ハヤシガメ
わざ構成:はっぱカッター/のしかかり/エナジーボール
くさポケモンではハヤシガメがトップメタとなります。はっぱカッターの威力を高めるため、シャドウでの採用も多いと予想されます。サブウェポンでのしかかりを撃てるので、チャージが遅いはっぱカッターとのわざの組み合わせも良いです。
なぜドダイトスではなくハヤシガメなのか?という話ですが、ハヤシガメはくさ単タイプで、ドダイトスはじめんタイプが付いてくさ・じめんタイプなのが理由の一つです。じめんタイプが付くとみずタイプとくさタイプからのダメージが等倍になる他、こおりタイプが二重弱点になってしまうデメリットがあります。
また、ドダイトスのじめんわざはすなじごくとじしんですが、じしんを撃てる機会はほぼないためすなじごくの採用となります。相手の防御力を下げるデバフとはっぱカッターの組み合わせは魅力的ですが、すなじごく自体はじめんわざとしての有効打にはなりません。それならじめんタイプが付いていない方が本来のくさタイプとしての役割を果たすことが出来るというのがもう一つの理由です。
シンオウカップの初期考察をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました!